「”ラ”は日本語で侮辱的な意味を表す」 怪獣の名前に”ラ”が多い理由が判明!

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015061702000148.html
ゴジラ、モスラ、キングギドラ、ゴモラ、ベムラー、アントラー。反応してくれるのは中高年男性か。いずれも怪獣の名前である。なぜ語尾に「ラ」が付く怪獣がたくさんいるのか▼作家の丸谷才一さんがこんな分析をしている。
複数を意味する日本語の「ラ」には侮蔑的な響きもある。あいつら、あんたら、おまえらの「ラ」である▼「昔の日本語のラの軽蔑や侮辱が怪獣もの作者たちの心のなかで恐怖や畏怖に変質したと見る」。
ゴリラとクジラから名付け、ヒットしたゴジラにあやかったせいと小欄はにらんでいたが、恐怖の「語感」というものが確かにあるのかもしれない

▼この語感にも身構える。浅間、阿蘇、有珠、雲仙。いずれも火山だが、ア行とサ行を組み合わせた名が幅を利かせている。明治・大正期の登山家、木暮理太郎の『山の憶い出』の中にこんな説があった▼マレー語で「煙」を意味する、「アサッ(ASAP)」と関係があるのではないかという。真偽はともかく、その説を思い出させる昨日の「煙」。浅間山が噴火したもようで、鬼押出(おにおしだ)しでわずかながら降灰が確認された。噴火の規模はごく小規模というが、四月以降、火山性地震が続く。不気味である▼御嶽山、箱根山、口永良部島(くちのえらぶじま)など何やら落ち着かないお国の地下。警戒と監視を強めるしかない。「退治」してくれる正義のヒーローはいない。

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